2013年12月アーカイブ

PAACニュース147号:エクササイズ・ボールは、体幹の伸筋エクササイズとして優れているのか?生体力学的な評価

概観

目的:マットとエクササイズ・ボールの両方を用いた腹筋エクササイズについては、量的な評価が行われたものは、これまでほんの僅かしかなかった。にも拘わらず、確実な根拠も無いままに、エクササイズ・ボールは、あらゆるエクササイズに有効であると報告されていた。今回の研究の目的は、2つの器具(マットとエクササイズ・ボール)での伸筋エクササイズの際の筋の活動、腰椎の状態、負荷変数についての生体力学的な反応の違いを評価する事である。

方法:8人の被験者の7つの部位(腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、広背筋、腰椎と胸椎の脊柱起立筋、多裂筋)について、両側の筋の活動を記録した。筋電図測定器を用いて脊柱の負荷を計算した。

結果:ボール上で伸筋エクササイズを行ったところ、体幹の屈筋と伸筋の共同収縮が30%まで減少した。伸筋エクササイズをボール上で行った時には、筋の最高活動点は変化しないか、あるいは減少した。そして脊柱への負荷(圧縮や前後の剪断)も減少した。このエクササイズをマットとボールを使って行っても、腰椎の状態に違いはみられなかった。

結論:エクササイズ・ボールの使用が筋骨格系にとって大きな負荷を生じさせるだろうという推測は、今回の研究の所見では立証されなかった。同様に、健康な若年層では、ボールやマットを用いての伸筋エクササイズについて、ボールを用いたものの方がマットを用いてのものよりも優れているという事は無いようだった。しかしリハビリテーション計画においては、ボール上で伸筋エクササイズを行うことで、腰部への負荷が減少するので、再障害の可能性も減少するだろう。(J Manipulative Physiol Ther 2006;29:354-362)

鍵となる言葉:筋電図:運動療法:リハビリテーション(以下省略)





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PAACニュース147号:脳血管障害―カイロプラクティック手技は行わず:症例報告

概観

目的:慢性頭痛のある患者のケースについて述べる。診察時の疼痛は酷くなかったが、徴候や症状は懸念されるものだった。後に、この患者には脳血管障害が生じた。

臨床上の特徴:49歳の男性は、非外傷性で原因が明確でない慢性的な頭痛と頸部痛の治療のために来院した。検査や単純レントゲン像に目立ったものはなく、症状は機械的な原因によるものだと思われたが、既往歴に関する情報から懸念が生じた。

治療と結果:この患者を検査したが、カイロプラクターは、マニピュレーションを行わずに、この患者を係りつけの医師に照会し、セカンド・オピニオンを求めた。一週間後、この患者は脳血管障害のために入院した。

結論:脳卒中の前駆症状の可能性のある指標は、検査所見や誘発試験よりも既往歴に診られるかもしれない。(J Manipulative Physiol Ther 2006;29:330-335)

鍵となる言葉:カイロプラクティック:脳血管障害(以下省略)

 

 





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PAACニュース146号:8歳の少年の胃食道逆流疾患:症例研究

概観

目的:小児患者にみられた胃食道逆流疾患の診断と管理について発表し、詳細な症例報告の重要性を議論し、診断へと至ることのできる言葉による、あるいは非言語的な幾つかの最重要の手掛かりを提案すること。

臨床的な特徴:母親が頭痛と頸部痛のある8歳の少年をカイロプラクティック・クリニックに連れて来た。病歴や身体検査によって、頸椎起因性の頭痛という診断が下された。

治療と結果:治療は、頭蓋骨治療と組み合わされた上部頸椎のカイロプラクティック・マニピュレーション、そして食餌に関する指示だった。頭痛が再発したので、セカンド・オピニオンのために、この患者を同僚の所へ照会した。詳細な病歴の聴取によって、胃食道逆流疾患と診断され、適切な治療のために専門家へと照会された。

結論:第一線の健康管理者という立場のために、カイロプラクティック・ドクターが非生体力学的な特徴を持った病訴に直面するであろうことは避けられない。初期段階で胃食道逆流疾患のような状態を確認し、適切な照会を行うことが重要である。(J Manipulative Physiol Ther 2006;29:245-247)

鍵となる言葉:胃食道逆流疾患:小児:腹痛:頭痛(以下省略)





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PAACニュース146号:頸髄圧迫が存在する場合のマニピュレーション:症例集

概観

目的:今回の研究の目的は、カイロプラクティック・マニピュレーションを受けた頸髄障害の画像所見の見られた一連の患者についての情報を提供する事である。

一連の症例:MRIで頸髄障害の画像所見が見られ、頸部痛と上肢痛のあった27人の患者(23~65歳、平均年齢44.3歳の女性18人、男性9人)がいた。彼らの中で重大な急性脊髄症や脊髄軟化症の指標である脊髄の進行した信号変化が見られた患者はいなかった。これらの患者は、幾つかの形態の頸椎マニピュレーションを含んだ様々な治療法を受けた。マニピュレーションを含んだ治療の平均回数(2~32回)は12回だった。9人は低速度の筋エネルギー・テクニックの治療を受け、1人はその両方を受けた。最後の追跡再検査の際の患者の客観的な改善の平均は、70.0%だった(全体的な範囲は10~70%だった)。基準線から最後の追跡再検査まで、結果測定における平均的な改善は以下のようなものだった。Bourenmouthの頸部障害の質問表では23.7ポイント(31%)、頸部障害指数では6.4ポイント、数値式疼痛値では3.9ポイントだった。3人の患者では、最後の1~4日間に亘ってマニピュレーションによって疼痛が増悪した。大きな合併症はみられなかった。治療後に4日以上続いて疼痛が増悪した患者もいなかった。これらの患者の中では、新たなる神経学的な症状や徴候はみられなかった。

結論:核磁気共鳴画像における頸髄障害の所見は、必ずしもそれ自体でそのままマニピュレーションの禁忌症となる訳ではない。しかし頸椎マニピュレーションによる神経根症や脊髄症の合併症が文献の中で報告されたことがあるために、全てのケース(特に脊髄障害のような解剖学的な状態が存在する時には)慎重な配慮をしなければならない。(J Mnanipulative Physiol Ther 2006;29:236-244)

鍵となる言葉:頸椎:マニピュレーション:脊柱:頸部:脊髄圧迫:カイロプラクティック。(以下省略)





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PAACニュース146号:進行性の腰椎椎間板障害、脊椎辷り症、脊椎下垂症のある患者のカイロプラクティックとリハビリテーションによる管理

概観

目的:左下肢の感覚や運動の障害を伴った腰痛があり、腰髄と腰神経根の絞扼がMRIで立証された患者のカイロプラクティック治療について述べる。

臨床的な特徴:57歳の男性には腰痛があった。この腰痛は左下肢へと放散し、それに続いて左大腿と大腿四頭筋の感覚と運動の両方の障害が生じ、更にそれらの弱化と左下腿の麻痺も伴っていた。発症は、睡眠中、長時間の坐位の後、長時間の自動車運転の後に突然に生じた。診断検査によってL5の前方変位とL4椎間板の僅かな突出によるL5-S1レベルの僅かな狭窄が明らかとなった。

診断と結果:治療ではカイロプラクティック脊椎マニピュレーション、理学療法、機能回復訓練を行った。この患者のケースでの結果判定から、リハビリ療法が適切であったという事が示唆された。

結論:様々なマニピュレーションによる椎間板障害、腰痛、脊椎辷り症の治療について述べているレポートは数多い。しかしこの論文は、脊椎辷り症や脊椎下垂症を伴った進行性で多発性の腰椎椎間板障害に関して、初めて報告しているレポートだと思われる。(J Manipulative Physiol Tther 2006;29:66-71)

鍵となる言葉:カイロプラクティック:腰椎:脊椎辷り症:椎間板の移動。(以下省略)





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ジングルベル、ジングルベル♫

'13.christmas-01.jpg

クリスマス・イブの食卓です。

食い散らかした様がお見苦しく失礼致します。

ビール、赤ワイン、日本酒などを呑みました。

誰ひとりとして讃美歌を歌うことも無く、私に言わせれば、だだの酒盛りでした(笑)





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PAACニュース145号:脊柱の可動域に関するSOTカテゴリーⅡブロックの効果:ある症例シリーズ

概観

目的:仙骨後頭骨テクニック(SOT)で使われているような仰臥位の骨盤ブロック後の頸椎と腰椎の可動域の計測値を詳述する。

方法:仙腸関節の歪曲と不安定性のある5人の被験者を募集し、SOTテクニックを施した。骨盤力学を変化させるためのSOTブロックの前後で、頸椎と腰椎の可動域を計測した。術前・術後の計測値は、Zerbisの超音波可動域計測器を使って、盲試験状態の1人の判定者が計測した。

結果:変化は、腰椎においてのみ見られた。伸展以外の全方向への腰椎の可動域の増大が生じた(21~57%)。

結論:SOTで使われているような仰臥位の骨盤ブロックは、これら5人の患者の腰椎可動域に影響を及ぼした。これは、骨盤の機能的変化の結果として腰椎の可動域が変化したが、特に腰椎の屈曲で顕著だった。更なる研究のためには、より多くの一連のデータが必要である。(J Manipulative Physiol Ther 2005:28:719-723)

鍵となる言葉:脊柱;可動域:関節:マニピュレーション、カイロプラクティック:器具。(以下省略)





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PAACニュース145号:化膿性脊椎炎:急性腰痛がみられた患者の症例報告

概観

目的:カイロプラクティック・クリニックへ来院した化膿性脊椎炎の症例について報告し、議論すること。

臨床的特徴:65歳の男性が急性腰痛のためにカイロプラクティック・クリニックを訪れた。造影剤使用と未使用の腰椎の矢状面と軸平面の核磁気共鳴画像を入手した。診断所感は化膿性脊椎炎で、L2-L3の椎間板炎、L3後部の硬膜外膿瘍と傍脊柱膿瘍だった。この患者をメディカル治療へと照会した。CTスキャン併用の細針吸引が行われて、黄色ブドウ球菌感染が確認された。L2-L3レベルでの外科的な創傷清拭が行われ、抗生剤治療後に固定術が行われた。

結論:今回の症例報告では化膿性脊椎炎の典型的な臨床像を提供し、診断画像、自然発生的な化膿性脊椎炎の病理生理学、本症の管理における治療計画を再検討する。(J Manipulative Physiol Ther 2005:28:713-718)

鍵となる言葉:化膿性脊椎炎:脊柱:腰椎:脊椎脊髄疾患:カイロプラクティック。(以下省略)





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PAACニュース145号:脊柱マニピュレーションによる妊婦の病的な頸椎骨折

概観

目的:マニピュレーション治療による転位性歯突起骨折という稀なケースについて発表する。

臨床的特徴:5日前に主治医のメディカル・ドクターによる頸椎マニピュレーションを受けた37歳の妊娠15週の患者が、急性の頸部痛と傍脊柱の瀰漫性の腫脹のために照会されてきた。妊娠しているために、治療前に頸椎の一連のレントゲン像は撮られなかった。核磁気共鳴画像によって、C2椎体の病的状態を伴った転位性の歯突起骨折とC2~C4の左側の傍脊柱の血腫が明らかとなった。

治療と結果:先ずハロー・ベストによる固定を行って、C1-C2の前方固定術を行った。病歴分析によって、動脈瘤性骨嚢胞の特徴が明らかとなった。後に、この患者は退院し、通常の妊娠を継続し、神経学的な合併症は全くみられなかった。

結論:C2の弱化性障害のために、脊柱マニピュレーションによって転位性の歯突起骨折が生じたのだろう。頸椎マニピュレーション後に新たな重大な症状が生じた時には、特殊な画像撮影を行わなければならない。できれば核磁気共鳴画像が必要である。(J Manipulative Physiol Tther 2005;633-636)

鍵となる言葉:マニピュレーション、脊柱:妊娠:骨折:自然発生的な(以下省略)





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PAACニュース144号:大転子後部の臀部や大腿の疼痛を生じさせる可能性のあるもの:双子筋ー内閉鎖筋複合体

概観

目的:臀部の解剖学と臨床的なカイロプラクティック業務で見受けられる大転子後部や大腿後部の疼痛の臨床所見を研究し、両者を関連付け、治療の選択肢を述べること。

方法:記述的で巨視的な解剖学的研究を、左股関節と上後外方の大腿部から成る大転子後部の深部からの頑固で疼くような疼痛と関連付ける。

結果:患者が大転子後部の疼痛だと訴えた部位の構造には、双子筋ー内閉鎖筋複合体、それに関連する滑液包がある。

結論:頑固な臀部痛や坐骨神経痛様の疼痛(特に大転子後部に集中した疼痛)のある患者については、その原因として双子筋ー内閉鎖筋複合体やそれに関連する滑液包を考慮すべきである(J Manipulative Physiol Ther 2005:28:534-538)

鍵となる言葉:臀部、滑液包、滑液:坐骨神経痛:マニピュレーション:カイロプラクティック(以下省略)





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PAACニュース144号:脊髄症:2件の症例報告

概観

目的:異なる病因を持ってカイロプラクティック・オフィスを訪れた頸椎の脊髄症の2人の患者の診断画像所見について発表する。

臨床的な特徴:急性の横断性脊髄症の患者には、40年間にわたって頸部と上背部の疼痛、非特異的な頭痛があった。外傷後脊髄空洞症には、肩の前外側部から始まって、第3、4、5指へと放散する断続的な左上肢痛があった。これら2人の患者には典型的な脊髄症症候群はみられなかった。

処置と結果:外傷後脊髄空洞症の患者には、高速度で小さな振幅のスラストを用いたカイロプラクティック脊椎マニピュレーションと付随的なメディカル管理を行った。急性の横断性脊髄症の患者には治療を行わなかった。

結論:術者は、頸椎脊髄症患者に関する病因学的特徴、病理生理学的特徴、臨床的な特徴、研究画像や診断画像の所見、治療の選択肢を知っていなければならない。(J Manipulative Physiol Ther 2005;28:539-546)

鍵となる言葉:脊髄症、横断性、脊髄空洞症:紅斑性狼瘡、全身性の:カイロプラクティック:脊髄症(以下省略)





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PAACニュース144号:手持ちのカイロプラクティック矯正器具の機械的な動力の比較

概観

目的:広く用いられている手持ちのカイロプラクティック矯正器具の動力時間と動力発生の特徴を定量化すること。

方法:バネ式の4つの器具(アクチベーターの矯正器具、アクチベーターⅠ、アクチベーターⅡ、アクチベーターⅢ、アクチベーターⅣ)と2種類の電動矯正器具(Harrlsonの手持ち矯正器具と神経力学的刺激矯正器具)を力学的荷重変換器で測定した。約20N(ニュートン)の予荷重状態の6つの矯正器具の各々について、(最少~最大までの)3種類の動力振幅設定における総数10種類の動力時間歴の情報を得た。

結果:バネ式の矯正器具については、最少~最大の動力振幅設定を行ったことで、大部分の振幅の設定と殆ど同じ最少ー最大の動力がみられた。電動矯正器具では、短時間(~2-4/1000秒)で、より直線的な最少~最大の機械的な動力が生じた。バネ式の器具と比べると、電動器具の動力時間の特徴として、より均一で大きなエネルギーの動力周波数の特性が見られた。

結論:手持ちのバネ式の矯正器具と比べると、手持ちの電動器具では、実質的により大きな最大動力とより広範囲の動力が生じた。電動器具では機械式のものよりも大きな動力周波数が生じた。脊柱矯正器具の動力時間歴と動力・周波数特性の特徴について知ることで、基本的な水準点が得られ、臨床現場での機械的反応を理解するのに役立つだろう。(J Manupulative Physiol Ther 2005;28:414-422)

鍵となる言葉:生体力学:カイロプラクティック:脊柱(以下省略)





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PAACニュース143号:後小橋と椎骨動脈の回旋性狭窄 ドップラー超音波流速計と核磁気共鳴血管造影を用いた予備的研究

概観

目的:後小橋の存在によって、椎骨動脈の大きな回旋性狭窄の発生率が30%、或いはそれ以上まで著明に増加するのか否かを明らかにすること。

方法:3つの個人経営のカイロプラクティック・クリニックと公立病院の放射線科で、ドップラー超音波研究を行った、そして核磁気共鳴血管撮影(MRA)を後者の場で行った。32人のカイロプラクティック患者がドップラー式流速計の検査を受け、この内の16人が核磁気共鳴血管撮影走査を受けた。結果測定には、ドップラー式流速計信号の変化と椎骨動脈の著明な回旋性狭窄を示唆するMRA画像が含まれていた。

結果:32人の患者の全ての椎骨動脈には、著明な回旋性狭窄を示唆するような徴候は見られなかった。

結論:今回の研究の所見から、後小橋が存在しても椎骨動脈の回旋性狭窄の発生率が著明に上昇しないことが判った。(J Manupulative Physiol Ther 2005:28:323-329)

鍵となる言葉:椎骨動脈:頸椎:後小橋:超音波検査法:ドップラー:核磁気共鳴血管撮影:カイロプラクティック(以下省略)





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PAACニュース143号:安定狭心症の既往歴と触診所見から発見された頸胸椎狭心症

概観

目的:患者の病歴や臨床検査に基づく安定狭心症患者にみられる頸胸椎の絞扼性の非心臓性の筋骨格系の胸部痛の診断について、経験豊富なカイロプラクターの意思決定の過程を詳細に調べる。次に頸胸椎の絞扼感の識別のための客観的な診断基準の手段としての可能性を検証し、本症の診断を確認する。

方法:非無作為の将来を見据えた試験を大学病院で行った。狭心症が明らかな、あるいはその疑いのために冠動脈の血管造影へと照会されてきた972人の中から516人のに、今回の研究への参加を求めた。彼らの中の275人が脊柱と胸郭の標準化された徒手検査に同意してくれた。頸胸椎の絞扼感のある患者については、1人の経験豊富なカイロプラクターが診断を行った。確認のために、心筋血流の撮影と冠動脈の血管造影を行った。病歴や臨床検査に関する候補者の一連の多様性が意思決定の過程に果たした役割を検証した。

結果:患者の18%は、、頸胸椎の絞扼痛だと診断された。彼らの中の80%は、心筋血流に異常は診られなかったが、頸胸椎の絞扼痛の無かった患者での割合は50%だった。意思決定の過程での主要な決定因子を確認できた。

結果:ある経験豊富なカイロプラクターは、頸胸椎の絞扼痛があるという事から、一部の狭心症患者を識別できた。専門家の意見や血管造影へと照会するパターンの中で改善が可能な胸痛のある患者を篩い分けるための基本的な心臓病学的変数と共に、脊柱と胸郭の系統的な触診を臨床検査の一部として役立てることができた。(J Manipulative Physiol Ther 2005:28:303-311)

鍵となる言葉:狭心症:カイロプラクティック:意思決定。(以下省略)





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PAACニュース143号:カイロプラクティック治療に対する自己報告式の非筋骨格系反応:多国籍調査

概観

目的:カイロプラクティック治療に対する非筋骨格系反応に関するこれまでの研究を繰り返すこと、そしてそのような反応が研究国、カイロプラクターの考え方、患者への情報、患者の人口統計的特徴、治療法の影響を受けるのか否かを立証する。

方法:カナダ、合衆国、メキシコ、香港、日本、オーストラリア、南アフリカのカイロプラクターと患者に対する対する質問表から情報を得た。全体で385人のカイロプラクターが5607人の患者に関する正確な情報を収集した。カイロプラクティック以外の治療の併用の有無に拘わらず、カイロプラクターが脊柱マニピュレーションを行った。結果判定には、自己報告式で改善した非筋骨格系反応(アレルギー、喘息、呼吸、循環、消化、聴覚、心機能、耳鳴り、副鼻腔炎、排尿、その他)が含まれていた。

結果:これまでの研究の結果を広く再現した。全患者の2~10%、そして非筋骨格系問題があると報告した患者の3~27%が好ましい反応を報告した。最も多かったものは呼吸の改善(27%)で、次に消化の改善(26%)と循環の改善(21%)だった。結果に幾分の影響を与えた幾つかの変数が確認された。そのような反応が起きるだろうと伝えられた患者(相対危険[OR]1.5)、上部頸椎への治療(相対危険1.4)、下部胸椎への治療(相対危険1.3)、女性(相対危険1.3)。しかしこれらの"説明"価値は非常に小さい(偽R3%)

結論:非筋骨格系の症状があると言っている患者の中の少数の人々がカイロプラクティック治療後の明確な改善を報告した。そして更に非常に少数の人々が明確な悪化を報告している。好ましいある種の治療結果を調査して、消化問題や耳鳴りといった特定の診断が下される小グループに焦点を合わせるためには、将来の研究において厳格な基準を採用しなければならない。(J Manipulative Physiol Ther 2005;28;294-302)

鍵となる言葉:カイロプラクティック:マニピュレーション:脊柱の:内臓の:身体の:調査(以下省略)





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PAACニュース142号:軟部組織外傷の治療の理論的モデル:大学のテニス選手の足関節捻挫の治療

概観

目的:1つの実例である症例報告を用いて、軟部組織外傷に対する手技治療の理論を提示すること。

臨床的な特徴:6週間に及ぶ足関節捻挫を抱えた大学のテニス選手は標準的な治療に反応せず、テニスを行うことや試合に出場する事ができなかった。

治療と結果:2回の来院時に、足関節に軟部組織治療を行った。問題は完全に解決し、その後プレーに復帰でき、9ヶ月間に亘って再発することはなかった。筋・筋膜の歪曲の治療に関する理論を考察する。

結論:今回の治療法は、現行の治療法には反応しない軟部組織に対して有効だったのだろう。(J Manipulative Physiol Ther 2005;28:285-288)

鍵となる言葉:カイロプラクティック;手技治療;診断;治療(以下省略)





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PAACニュース142号:核磁気共鳴画像の偽陰性の結果:2つの症例報告

概観

目的:今回の研究の目的は、巨大椎間板ヘルニアを核磁気共鳴画像(MRI)で発見できずに、偽陰性の結果へと繋がった2つの臨床例を提示し、MRIの欠点の可能性に関する幾つかの問題を考察することである。

臨床的特徴:頸椎と腰椎のヘルニアを起こした瑞鶴(HNP)について提示する。各々の患者には酷い疼痛と神経学的な欠損があった。彼らのMRI走査は陰性だったが、HNPを示唆するような陽性の身体検査所見がみられた。その後、両者は造影撮影(ミエログラフィー)とコンピューター断層撮影を受け、HNPであるという最終的な確定診断へと到達した。

治療と結果:手技や器具による牽引、手技授動法、筋膜解放テクニック、硬膜外ステロイド注射、ステロイド服用、鎮痛剤、リハビリテーション・エクササイズといった保存的治療では、この2人の患者に改善はみられなかった。最終的に、これらの患者には外科的な減圧術が必要であった。

結論:巨大ヘルニアがあるこれらのケースにおける偽陰性というMRIの結果から、診断検査を指示する際の基礎として、既往歴聴取や身体検査所見の重要性が顕著となる。この論文の結論は簡単である。100%正確な単独の検査というものは存在しないのだ。偽陰性という検査結果によって、患者とドクターが誤った方向へ誘導されるかもしれない。(J Manipulative Physiol Ther 2005;28:278-284)

鍵となる言葉:脊柱:椎間板の偏位;核磁気共鳴画像;断層撮影;コンピューター処理されたレントゲン像;カイロプラクティック(以下省略)





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PAACニュース142号:悪性骨病変のように見える孤立性ランゲルハンス細胞組織球増殖症

概観

目的:悪性の骨破壊性過程のように見える孤立性ランゲルハンス細胞組織球増殖症(好酸球性肉芽腫)の症例について考察すること。

臨床的な特徴:6歳の少女には潜行性に生じた大腿痛があり、このために夜間に目覚めていたようだった。整形外科検査によって局所痛が再現され、画像から大腿骨幹部の層状の骨膜反応を伴った骨溶解性過程が明らかとなった。

治療と結果:この患者は、更なる評価のために照会された:生研で孤立性ランゲルハンス細胞組織球増殖症が発見され、自然治癒がその後に報告された。

結論:孤立性ランゲルハンス細胞組織球では臨床的に欺かれるような画像所見が見られるが、ドクターは、この事を認識しておくべきである。(J Manipulative Physiol Ther 2005;28:274-277)

鍵となる言葉:組織球増殖症;ランゲルハンス細胞;好酸球肉芽腫;ユーイング(肉腫?):骨髄炎

 





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ようやくパソコンを新調しました。

新調したのは良かったのですが、バックアップしておいたデータが上手く移動できない、ブログを更新できないなどなど問題が多発しております。

ブログの更新は、先ほどホームページ管理を依頼している業者の方の御尽力により、ようやく可能となりました。

兎に角、今までのブランクを埋め合わさなければなりません・・・

ところでウィンドウズ8(8.1)って本当に便利なのでしょうか??





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