2014年2月アーカイブ

PAACニュース156号:ランガー腋窩弓のある健康な集団における研究、正中神経に対する神経動力学的検査の際の筋の変異の影響

概観

目的:腕神経叢と正中神経の力学と生理学を判定するために、正中神経の神経動力学検査1(Upper Limb Neurodynamic Test1:ULNT1:上肢の神経動力学検査1)がしばしば行われている。目下の研究では、ランガー腋窩弓(Langer's axillary arch:laa)のある健康な集団ではUlnt1が陽性である事を予期し、LAAが上肢の神経動力学検査1(ULNT1)での肘の伸展可動域(elbow extension range of motion:EE-ROM)に影響するのか否かを分析している。

方法:篩い分けされた640人のボランティアーの内、26人のLAA側を最終的に採用した。追加的な病歴聴取によって、数人の被験者の軽微な症状が明らかになった。軽微な症状では日常生活活動には障害は無く、医学的指示を求められないので、病気とはみなされてはいない。今回の研究では、LAAの患者ではULNT1によって軽微な症状や異常な反応が再現されるのか否かを調査した。被験者の左右の肘の伸展可動域(EE-ROM)を比較した。(頸部の反対側への側屈による)末梢に対する牽引を行って、LAA側と対照群を比較した。

結果:ランガー腋窩弓側には軽微な症状の大きな増悪とULNT1の陽性所見が見られたが、肘の伸展可動域における影響は見られなかった。

結論:これらの所見から、LAAが腋窩の神経血管束への一時的な刺激になりうるだろうという事が示唆された。肘の伸展可動域が影響を受けなかったのは、軽微な症状の血管性の原因によるもの、あるいはULNT1に対する尺骨神経/内側神経束の反応の結果 になのだろう。(J Manipulative Physiol Ther :2008;31:474-483)

鍵となる言葉:局所解剖学:腕神経叢:正中神経:神経血管症候群:診断:リハビリテーション





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PAACニュース156号:妊娠に関連した腰痛のカイロプラクティック治療:証拠の系統的再検討

概観

目的:今回の研究では、妊娠に関連した腰痛(low back pain:LBP)のための脊椎マニピュレーションを含んだカイロプラクティック治療に関して発表された証拠を系統的に再検討した。

方法:参考文献や機関紙を手ずから調査すると共に、多角的なデータベース検索を含んだ多様な検索手順を実行した。調査は、英語で発表されたもので、1982年の1月から2007年の7月までに始められた論文調査のある機関紙、あるいは会議のものに限定した。全ての研究デザインは、単独の症例報告、身の上話、質的デザインを除くものとされた。検索された論文の中で採用基準に適合したものを、妥当性があり信頼性の高いチェックリストを使ってその特性を評価した。

結果:6つの研究が今回の採用基準に適合した。1つは準実験計画法による単独グループ予備テスト - 事後テスト・デザインの形式で、4つが症例シリーズで、1つが断面分析だった。それらの特性の点数は27点中で5~14点だった。採用した全ての研究は、妊娠中の腰痛に対するカイロプラクティック治療について肯定的な結果を報告していた。研究間での結果判定法は、患者、治療、治療計画に関する記述のように一貫性は無かった。

結論:採用した6つの研究の結果から、カイロプラクティック治療は妊娠関連の腰痛の改善と関連しているという事が明らかとなった。しかし全ての研究では無作為化と対照群の両方が欠如していたので、採用した研究の低・中程度の質のために、そのような治療の有効性に関して幾らかの最終的な発言が排除された。妊娠中のカイロプラクティック治療が相対的に広く利用されていることを考えると、その有効性を明らかにするためには、質の高い客観的な研究と対照群が必要である。(J Manipulative Physiol Ther 2008;31:447-454)

鍵となる言葉:妊娠:カイロプラクティック:マニピュレーション:脊椎:腰痛:公衆衛生





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PAACニュース156号:妊娠関連の骨盤帯痛:仙腸関節の左右非対称の動きを明らかにするための3つの検査に関する検者間の信頼性

概観

目的:妊娠に関連した骨盤帯痛(pelvic girdle pain:PGP)の際の仙腸関節の左右非対称を明らかにするために、幾つかの検査が開発されてきた。今回の盲目状態での対照試験では、骨盤帯痛の際に行われる3つの検査の検者間の信頼性を調査した。全ての検査は、それぞれ別々に2人の理学療法士によって行われ、それぞれの結果については知らされなかった。この3つの検査は、母指ー後上腸骨棘検査、踵挙上検査(heel-bank test)、外転検査である。

結果:2人の検者間での一致レベルを明らかにするために、k値を計算した。(-0.22から0.83の範囲の)全体的なk値は0.30で、これは、一致性が低いとみなされた。検査/種類ごとの一致は45~95%だった。

結論:妊娠に関連した骨盤帯痛の患者の仙腸関節の左右非対称を明らかにするために行った3つの検査に関する今回の研究では、検者間の信頼性が低い事が判った。(J Manipulative Physiol Tther 2008;31:130-136)

鍵となる言葉:骨盤:疼痛:仙腸関節:診断の技術と手順:結果の再現性:身体検査





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PAACニュース155号:C2の病的骨折を伴った椎骨への転移の症例

概観

目的:今回のレポートでは、肺の扁平上皮細胞癌の骨転移によるC2の病的骨折が生じた患者について議論する。

臨床的な特徴:患者は68歳の男性で、頸部痛を訴えていたが、彼の主治医からカイロプラクティック・オフィスへと照会されてきた。強いクシャミをした時に最初の頸部痛が生じたが、その際に首の中で"小枝が折れた"ような感覚が生じた。レントゲン写真によって、C2の骨破壊と棘突起の病的骨折が明らかになった。

処置と結果:この患者は、係り付けの医師のもとへと戻され、それから癌専門医へと照会され、即座に放射線と鎮痛剤での治療が開始された。カイロプラクターによる緩和ケアは、関連する筋の痙攣と疼痛を治療するための頸部筋への軟部組織マッサージだった。この患者は、穏やかな筋膜治療に良好な反応を示した。しかしC2後部構造の骨破壊が進行し、C2の不安定性サブラクセーションとそれに関連した脊髄圧迫が生じた。堅固なカラーで脊椎を固定したが、骨破壊は進行し、遂には四肢麻痺が生じ、その後、呼吸困難から亡くなった。

結論:癌の病歴があって、背部や頸部の疼痛を訴えている患者については、他のものが立証されるまで、椎骨への転移を想定するべきである。これらのケースでは些細な外傷でも重要視するべきで、臨床検査や画像による検査を行わなければならない。椎骨の悪性病変には脊椎マニピュレーションは禁忌だが、カイロプラクターは、早期の発見と診断に重要な役割を担っている。(J Manipulative Physiol Ther 2007;30:466-471)

鍵となる言葉:転移:脊椎骨折:頸椎:カイロプラクティック。





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PAACニュース155号:馬尾症候の稀な原因の症例報告

概観

目的:この症例報告では、合併症を伴わないことが明白な機械的原因\による右臀部痛があったが、最終的には仙骨の原発性のユーイング肉腫/未分化神経外肺葉性腫瘍と診断された患者について議論する。

臨床的な特徴:32歳の全日制の学生が右臀部痛の治療のために来院した。

処置と結果:検査後、緊急の核磁気共鳴画像撮影のために、この患者を係り付けの医師へと照会したが、主症状についての説明はつかなかった。更なる画像検査と生検によって、最終的にユーイング肉腫/未分化神経外肺葉性腫瘍という診断に到達した。この患者は、12ヶ月後に亡くなった。

結論:今回の症例では、馬尾症候の非椎間板性の原因が明らかになった。また特殊な疾病過程に関連した症状についての可能性を予想する事で、存在するかもしれない潜在的な病変を診断する複雑さも強調されている。(J Manipulative Physiol Ther 2007;30:459-465)

鍵となる言葉:カイロプラクティック:肉腫:神経外胚葉性腫瘍:原発性:末梢性の:膀胱:神経性の:馬尾





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魔除けにはなると思いますが・・・・

mayoke-01].jpg

数日前の写真です。

娘たちが一週間前の雪の日に後ろに見える鎌倉を作り(3人が入れます)、次の雪の日に手前のヒト?を作ったようです。

夜に撮影したので少し不気味ですが、魔除けにはなりそうです。

今はだいぶ溶けてしまいました。





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PAACニュース155号:トレンデレンブルグ・テストの臨床測定基準の特性、能動的下肢伸展挙上テスト、能動的下肢伸展挙上テスト

概観

目的:腰痛(Low back pain:LBP)集団には大きなばらつきが存在しているので、腰痛患者を小グループに分類する事が重要である。腰痛患者を鑑別するために、臨床に適用可能で信頼性のある正確なテストが必要である。今回の研究の目的は、非特異的な腰痛患者の腰椎・骨盤領域の運動制御メカニズムを分析する3つの臨床テストの信頼性および内的整合性、臨床上の重要性を検証する事である。

方法:今回の研究(横断的方法)のために、36人の慢性の非特異的腰痛患者を募集した。お互いの結果についての情報を与えられてはいない2人の検者が患者を検査した。以下のテストが行われた:トレンデレンブルグ・テスト、能動的下肢伸展挙上(Active Straight Leg Raise:ASLR)テスト、呼吸パターンを観察しながらの下肢伸展挙上テストである。

結果:トレンデレンブルグ・テストの得点は、テスト・再テストの信頼性係数(k)は0.75よりも大きく、能動的下肢伸展挙上では0.70よりも大きかった。能動的下肢伸展挙上の際の呼吸パターンの評価での観察者内での信頼性係数は0.39よりも大きかった。トレンデレンブルグ・テストと能動的下肢伸展挙上テストの内的整合性のクロンバックα係数は、.73よりも大きかった。テスト結果、自己申告の疼痛強度や身体障害との間には有意な相関関係は見られなかった。

結論:これらのデータによって、腰痛患者のトレンデレンブルグ・テストと能動的下肢伸展挙上テストのテスト・再テストの信頼性を支持する証拠が得られた。これらのテスト結果の内的整合性は、2人の検者で高かった、これは、これらのテストが同じ局面を評価しているという事を示唆している。呼吸パターンの評価に関する観察者間の信頼性については、可も無く不可も無くだった。観察者間の信頼性、臨床的重要性、トレンデレンブルグ・テストと能動的下肢伸展挙上テストの反応性、これらのテストの際の呼吸パターンに関する更なる研究が必要である。(J Manipulative Physiol Ther 2007;30:270-278)

鍵となる言葉:腰痛:結果の再現性:呼吸:観察結果:身体検査





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PAACニュース154号:危機一髪!あわや合併症、ある症例報告

概観

目的:頸椎マニピュレーション後に、椎間板ヘルニアに続発した神経根障害が生じた複数の症例が報告されてきた。各々のケースについて、マニピュレーションによって神経学的症状や徴候が直接引き起こされたのか否か、あるいはその障害の自然な経過の一部として生じてきたのか否かを明らかにすることはできない。このレポートの目的は、椎間板ヘルニアによる神経根症状のある患者にマニピュレーションを行う予定を立てたが、マニピュレーションを受ける直前に脊髄症が生じた例について報告するというものである。

臨床的特徴:非観血的診断のために、腕の疼痛と痺れがある1人の患者が神経外科医から照会されてきた。彼にはC5-C6の巨大ヘルニアがあったが、神経根障害の徴候や症状はみられなかった。彼にはマニピュレーションを含む非観血的治療を行うことを決定した。2回目の来院時にマニピュレーション治療を行う予定を立てた。

治療とその結果:初診から10日後にマニピュレーション治療を行う前に、この患者に神経根障害を示唆する症状が生じ、後の検査で椎間板ヘルニアによる急性脊髄症であることが明らかとなった。

結論:頸椎椎間板ヘルニアは、自然な経過の一部として脊髄症へと進行する事がある。このために、頸椎マニピュレーション後に生じる神経根障害に対する全ての治療、あるいは他の操作を行うには、慎重でなければならない。(J Manipulation Physiol Ther 2008;31:553-557)

鍵となる言葉:椎間板の変位:脊髄疾患:マニピュレーション、脊柱:合併症、神経根障害:カイロプラクティック:副作用





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PAACニュース154号:(足の)舟状骨落下・踵骨回外と腰痛との関連と危険性

概観

目的:機械的腰痛(mechanical low back pain:MLBP)を引き起こす症候群は、合衆国の医療制度を悩まし続けている。両側偏平足が機械的腰痛の危険因子の1つであるという1つの仮説がある。今回の予備的研究では、両側偏平足の被験者の機械的腰痛の危険性は、両側偏平足ではない者よりも高いのか否かを評価した。

方法:(16~70歳の)被験者を2回あるいはそれを越えた回数の機械的腰痛診断経験のあるグループとその経験のないグループとに振り分けた。事前に情報を与えていない状態の評価者が舟状骨の高さ(mavicular height:NH)と踵骨の回外(calcaneal eversion:CE)を指針にして舟状骨の落下(navicular drop:NÐ)を計測した。報告された情報に基づいて、3、8、あるいは10mmを越えた舟状骨落下や6°を越えた踵骨回外を伴った片側偏平足は、機械的腰痛の危険因子になりうると考えた。

結果:カイ2乗検定によって、機械的腰痛の危険性はグループ間で同じだという事が判った(P>.05)踵骨回外と舟状骨落下の増大に関する相関関係(P=.0001)という例外を除くと、連続型変数(t検定、ピアソンの相関関係、カイ2乗統計量)の間には統計学的に有意な差異は無かった。検出力は一般的に低かった(<0.80)。尤度比検定とフィッシャーの直接法によって、カイ2乗検定が裏付けられた。

結論:今回の研究では、両側偏平足は機械的腰痛患者の危険因子ではないように思われた。しかし小規模の標本、検出力の低さ、広範な年齢域、(舟状骨落下が10mm未満の)両側偏平足の低罹患率、あまり重症ではない腰痛によって、これらのデータは不確かなものとなっている。更なる研究が必要である。(J Manipulative Physiol Ther 2007;30:380-385)

鍵となる言葉:カイロプラクティック:腰痛:偏平足;病因学





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PAACニュース154号:麻酔をかけたラットの脳脊髄液圧

概観

目的:今回の研究の主要目的は、麻酔をかけたラットの脳脊髄液(CSF)の圧力の主要な振動数と振動力について詳述し、い幾つかのカイロプラクティック理論で提示されているように、CSFの圧力振動が循環系や呼吸器系の主要振動数と関連しているのか否かを明らかにすることである。

方法:麻酔をかけたラットに自然状態に近い陽性の機械的人工換気を行いながら、心臓周期、呼吸周期、CSF圧を同時に記録した。未加工データからパワー・スペクトルを生み出し、、心肺とCSFのデータ・セットにおける主要振動周波数を確認した。周波数の範囲にわたって換気のペースを機械的に示すことで、CSF圧と換気の同調を検証した。

結果:CSF圧の最大振動は、自然な換気と機械的にペース配分した換気の両方の際の胸郭の動きと一致していた。また26回中の22回の実験で、心拍と同調したCSF圧について、非常に弱い振動もみられた。更に、26回中の21回の実験で、低周波数の心臓周囲のパワー・スペクトルと一致したCSF圧についても、低周波振動(<0.25)を確認することもできた。

結論:今回の研究は、麻酔をかけたラットのCSF圧の振動は換気と同調していて、換気によって駆動されていることが示唆された。動脈圧は、麻酔をかけて不動状態にあるラットのCSF圧は殆ど関与していない。今回の研究から、CSFの力学における椎骨の動きと脊柱の状態の影響に関する研究を発展させるような規範的で定量的なデータが得られる。(J Manipulative Physiol Ther 2007;30:351-356)

鍵となる言葉:ラット:脳脊髄液:カイロプラクティック





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PAACニュース153号:頸椎椎間板ヘルニアによる神経根障害を伴った椎間孔狭窄症、33歳の男性の屈曲揺動減圧マニピュレーションによる治療

概観

目的:今回のレポートの目的は、C6/C7の椎間板ヘルニアによる神経根障害のある患者に対するCoxの屈曲揺動減圧マニピュレーションの使用についての議論を行うことである。

臨床的な特徴:33歳の男性は、重度の頸部痛と痙攣、左腕と上背部へと放散する疼痛、指の関連性の痺れを訴えていた。頸椎の単純レントゲン像では、C6/C7の中程度の骨性の退行変性が見られた。頸椎の核磁気共鳴画像によって、椎間孔を大きく狭窄させているC6/7左後外方の中程度の大きさのヘルニアが明らかとなった。

治療とその結果:治療は、Coxの屈曲揺動減圧マニピュレーションと補足的な物理療法だった。この患者は、10週の間に全部で15回の治療を受けた。疼痛スケールを用いた自覚的な所見と他覚的な検査所見によって良好な臨床転帰が裏付けられた。2年間の追跡調査の間、自覚的・他覚的の所見は安定したままだった。

結論:今回の研究は、この患者に対して良好な臨床転帰を示したCoxの屈曲揺動減圧マニピュレーションと物理療法について報告する。

鍵となる言葉:頸椎:ヘルニアを起こした:頸部痛:代替治療:マニピュレーション、カイロプラクティック:減圧、カイロプラクティック:脊髄の狭窄





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雪だー!

yukikaki-01.jpg

雪が降り続いています。

殆どの患者さんが日にち変更となりました。

雪掻きしましたが、無駄に終わりそうな感じです。





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PAACニュース153号:術後20年での〝活性的な"瘢痕:頑固な右下腹部痛のある患者に関する症例研究

概観

目的:今回の症例では、頑固な右下腹部痛と腰痛があったが、虫垂切除後の陳旧性瘢痕に対する手技授動法で改善した患者について詳述する。

臨床的な特徴:53歳の男性には右下腹部痛と腰痛があったが、以前には数回試みた様々な治療では改善しなかった。彼には、虫垂切除後の陳旧性瘢痕部の疼痛があった。上部腰椎椎間板の退行変性所見も認められた。

処置と結果:瘢痕組織の表層と深層に対する手技授動法を行った。初回の治療後、この患者の疼痛は即座に改善した。全部で9回の治療を行った。

結論:運動器の機能異常とそれと関連した疼痛症候群の管理については、〝活性的な"瘢痕組織の評価が重要な部分を成している。

鍵となる言葉:筋筋膜痛症候群:筋骨格系マニピュレーション





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PAACニュース153号:女性ランナーの仙骨の疲労骨折:症例報告

概観

目的:今回の症例報告では、仙骨疲労骨折患者の臨床像、診断、管理について詳述し、議論する。

臨床的特徴:26歳の長距離ランナーは、非特異的な腰痛と臀部痛のために走ることができなくなって、来院した。

治療と結果:この患者の腰椎と骨盤のレントゲン所見は正常だと解釈された。単光子放射型コンピューター断層撮影と核磁気共鳴画像撮影が行われ、左仙骨翼の疲労骨折が明らかとなった。この患者は、6ヶ月間トレーニングを止めて、その後、徐々にランニングを再開した。

結論:骨折が強く疑われる際には、骨シンチグラフィー、コンピューター断層撮影(SPECT)、核磁気共鳴画像による検査を指示するべきである。仙骨のストレス骨折は、時期を逸せずに診断を下せば、保存的方法に良い反応を示すだろう。(J Manipulative Physiol Ther 2007;30:228-233)

鍵となる言葉:骨折:ストレス:腰痛:スポーツ障害:核磁気共鳴画像:単光子放射型コンピューター断層撮影





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PAACニュース152号:脊椎滑液嚢腫と分節間の不安定性:カイロプラクティックの症例

概観

目的:この論文は、滑液嚢腫が神経孔と馬尾部分の硬膜嚢の障害を引き起こして、神経学的徴候を生じさせていると思われた症例を提供する。

臨床的特徴:腰椎の滑液嚢腫と滑膜切除という既往歴があり、両側の腰痛、下肢痛、明らかな神経学的障害の再発がみられ、核磁気共鳴画像での証拠により腰椎の滑液嚢腫の再発が確認された67歳の女性患者が来院した。

治療と結果:屈曲位での授動治療、ウィリアムズの腰部エクササイズの実行、干渉波治療によって、50%の軽減がみられた。彼女は、改善がみられたので、治療頻度を徐々に減らしていった。この患者は、重大な再発を経験した。脊椎辷り症と不安定性の処置として多裂筋強化エクササイズを指導した。これによって、これらの状態の進行が停止し、機能的活動の改善がみられた。

結論:授動治療は、外科手術なしで持続痛を緩和するようである。今回のケースでは、滑液嚢腫は腰痛や下肢痛の根本原因に対して二次的な所見だったのかもしれない。同様の患者のためには、相関する進行性の神経学的徴候が無い場合には、外科的治療は必要ではないだろう。(J Manipulative Physiol Ther 2007;30:152-157)

鍵となる言葉:マニピュレーション:カイロプラクティック:滑液嚢腫:運動療法:脊椎辷り症:関節の不安定性





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