2014年3月アーカイブ

PAACニュース161号:三点式シートベルトでの拘束のために生じた女性ドライバーの2つのレベルでの不連続の脊椎損傷

概要

目的:今回のケースの目的は、三点式シートベルトでの拘束のために生じた23歳の女性ドライバーの胸腰椎・腰仙部の不連続の脱臼骨折について詳述するというものである。

臨床的特徴:23歳の女性ドライバーが三点式シートベルトで拘束状態での自動車事故(motor vehicle accident:MⅤA)後に我々の所へ現れた。右下肢のⅬ5神経根分布領域の運動機能喪失を除くと、彼女には神経学的損傷は受けてはいなかった。コンピューター断層撮影画像と核磁気共鳴画像によって、T3の重度の後方辷りを伴った脱臼骨折、仙骨上でのⅬ5の完全前方辷りが明らかになった。

治療とその結果:両部位の骨折は整復されていて、骨移植片と器具による固定を受けていた。彼女は、他の神経学的損傷が全く無い状態で1ヵ月後に退院した。

結論:我々の知る限り、今回のケースは、脊柱の不連続な脱臼骨折を生じさせたシートベルト安全拘束に関する文字通り最初のレポートである。シートベルトによって殆どの脊椎損傷は防止できるというのが大多数の意見だが、今回の症例では、シートベルトが脊椎損傷の引き金になりうるという事を示している。肩ベルト(三点式シートベルトの中で肩に斜めに当たるベルトの部分)の拘束が上部と下部のバンド部分での2つの支点となる事があり、これによって不連続な2部位の脱臼骨折を生じさせるという事が示されている。シートベルトでの拘束状態での道路交通事故の症例に関しては、臨床所見に関しての脊柱の徹底的な放射線学的表かを行う事が義務である。(J Manipulative Physiol Ther 2009;32:592-596)

鍵となる言葉:脊柱;骨折;脱臼;辷り症





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PAACニュース161号:症例報告 頸椎原生頭痛患者の手技治療後に高レベルの血中腫瘍壊死因子αが低下

概観

目的:今回の症例報告では、(ハンガリーのブダペストの)ハンガリー国立リウマチ学・理学療法研究所の外来クリニックに来院した2人の頸椎原生頭痛(cervicogenic headache:CHA)の患者について議論し、頸椎原生頭痛の治療に伴う病理生理学、治療戦略、問題について再検討する。

臨床的特徴:患者1は、27歳の女性で、無痛地損傷を受けた事があった。鋭く刺すような頭痛が発現し、頸部を後屈するだけで、あるいは頭を回すだけで即座に引き起こされ、増悪した。核磁気共鳴画像によって、C4-C5で脊髄スペースの前部を圧迫している椎間板の突出が明らかになった。

 患者2は、62歳の女性で、鞭打ち損傷を受けた事があった:彼女の頸部の動きは制限されていて、これらの動作で頭痛が引き起こされた。核磁気共鳴画像によって、C4-C5間の傍正中椎間板ヘルニアが右側の脊髄スペースへと突出している事が明らかになった。

治療とその結果:患者1の手技治療から4週間後、能動的・他動的な可動域は両方とも正常に戻り、高レベルの腫瘍壊死因子α(TNF-α)(63pg/ml)も大幅に低下した(28pg/ml)。

 患者2には、週に2度の頻度で4週間に及ぶ手技治療を開始した。2ヵ月後、患者の症状は消失し、高レベルのTNFーα(72pg/ml)は大きく低下した(35pg/ml)。

結論:鞭打ち損傷と椎間板ヘルニアの2人の患者に非常に高レベルのTNFーαを伴った頸椎原性頭痛が発症した。手技治療後、これらの患者の症状は消失し、彼女達のTNF-αレベルも大幅に低下した。(J Manipulative Physiol Ther 2009;32:586-291)

鍵となる言葉:頸椎原性頭痛;腫瘍壊死因子ーα;筋骨格系マニピュレーション;鞭打ち損傷





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PAACニュース161号:膝蓋大腿痛症候群に対する2種類のカイロプラクティック手順を比較した実行可能性研究

概要

目的:今回の予備的研究の目的は、(1)計画された無作為化比較対照臨床試験の全内容を実行する上で、既存のクリニック、臨床家、我々の大学の研修生、教職員、職員を使う事:(2)成功した膝蓋大腿痛症候群(patellofemoral pain syndrome:PFPS)の患者の募集:(3)持続的に、効果的に、そして安全に導入した研究手順と治療法の実行可能性を明らかにする事である。

方法:診断、治療法、目隠し状態での評価を遂行する一方で、募集とデータとファイルの長期間の格納、管理のための経営上のテクニックも開発した。31人の患者を局所的なマニピュレーション・グループ(グループA)、あるいは全身の動態連鎖(full kinetic chain:FKC)の手技治療グループ(グループB)へと任意抽出したが、各々はエクササイズと軟部組織治療の組み合わさだった。膝前部の疼痛尺度、視覚的アナログ尺度、患者満足度尺度を用いた。

結果:クリニックの使用、職員、募集テクニック、治療手順、情報収集、入力、分析を含む実行可能性研究の全段階を効果的かつ安全に遂行した。

結論:利用可能なカイロプラクティック大学の基幹施設を使用した膝蓋大腿痛症候群に対する手技治療手順に関する無作為化比較対照試験を実行する能力を調査する実行可能性研究が成し遂げられた。十分な統計的検出力を持った膝蓋大腿痛症候群の試験は実行可能であり、行う価値がある。(J Manipulative Physiol Ther 2009;32:5360-548)

鍵となる言葉:マニピュレーション、カイロプラクティック、膝蓋大腿痛症候群;膝関節障害;筋骨格マニピュレーション





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PAACニュース160号:下肢痛のある被験者における下肢伸展挙上テストとスランプ・テストの間の合意と相関関係

概観

目的:下肢伸展挙上テスト(SLR)とスランプ・テストは、椎間板ヘルニアに起因する神経根圧迫を識別するために伝統的に行われてきた。しかしこれらは、腰仙部の神経組織の機械的刺激に対する敏感さのテストそいてより適切だろう。今回の研究の目的は、腰痛と下肢痛のある集団におけるSLRとスランプ・テスト間の合意と相関関係を明らかにする事である。

方法:今回の研究は、観察的な横断研究という設定である。アイルランドの大きな教育病院の外来腰痛スクリーニング・クリニックから、片側性下肢痛のある45人の被験者を募集した。両側にSLRとスランプ・テストを行った。症状が再現された場合には、足関節を背屈させた。足関節の背屈で再現された主症状が増強されたが、これを陽性だと解釈した。傾斜計を使って、可動域(ROM)を測定した。

結果:SLRとスランプ・テストの解釈の間には相当の合意が見られ(k=0.69)、患側における2つの検査の間には高い相関関係があった(0.64)。陽性の結果が出た被験者では、両方の検査の可動域は、反対側の可動域や陰性の結果の出た被験者と比較すると、大きく減少した。

結論:足関節の背屈で増悪する下肢痛という主症状が再現される場合には、SLRとスランプ・テストが陽性だと解釈した。下肢痛のある集団におけるこれらの検査では、相当の合意と強い相関関係が見られた。このように解釈するのであれば、これらの検査は、神経組織の機械的刺激に対する敏感さの適切な検査だだろうが、神経組織の機械的刺激に対する敏感さに関して明確な結論を下す前に、更なる基準を満たさなければならない。(J Manipulative Physiol Ther 2009;32:184-192)

鍵となる言葉:腰痛:坐骨神経痛:身体検査:疼痛測定:神経学的検査





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PAACニュース160号:出血成分を伴った骨外性椎骨血管腫による急性脊髄圧迫:症例報告

概観

目的:今回の症例報告では、硬膜外腔へと広がった胸椎血管腫からの急性出血による急性の圧迫脊髄症の患者について提示する。

臨床的な特徴:5ヶ月に亘る腰痛があった22歳の男性患者は、突然の下肢の痺れと筋の弱化を訴えて我々の医療施設を訪れた。

治療とその結果:胸椎の核磁気共鳴画像によって、椎骨の後部構造の大部分を占め、硬膜外腔へと浸潤しているT5レベルの塊が明らかになった。この部分にはガドリニウム(造影剤)の増強が見られた。出血性の信号変化がこの塊の硬膜外部分に認められた。更にこの塊の硬膜外部分による脊髄への重大な圧迫が認められた。出血部分を伴った硬膜外椎骨血管腫という予備的診断によって、この患者を緊急手術へと照会した。術前の血管造影を行う事なく、減圧のための椎弓切除術が行われた。外科手術後、この患者の愁訴は完全に好転し、残った主要組織のための放射線治療が開始された。

結論:通常、急性あるいは慢性の脊髄症症候群は、悪性病変や転移の指標である。しかし若年の患者では、鑑別診断において、急性出血を引き起こす椎骨血管腫を考慮しなければならない。そのような症例では神経学的症状が不可逆性になる前に減圧術を行わなければならない。(J Manipulative Physiol Ther 2007;30-602-606)

鍵となる言葉:出血:脊髄圧迫:血管腫





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PAACニュース160号:腰痛を合併した褐色細胞腫の症例

概観

目的:今回の症例報告では、腰痛のためにカイロプラクティック・オフィスを訪れた褐色細胞腫の患者について詳述・議論する。

臨床的特徴:今回の患者は51歳の女性で、自然発生的で筋骨格系だと思われる腰痛のために、自分で我々のカイロプラクティック・サービスを訪れた。カイロプラクティック診断の4日後、うっ血性心不全、左室機能異常、低血圧の徴候を伴った心原性ショックに陥った。腹部のコンピューター断層画像(CTスキャン)によって右副腎に塊が発見され、これが検査機関の分析によって褐色細胞腫だと確認された。

治療とその結果:この患者は、腹腔鏡下での副腎摘出術を受けて、完全に回復した。腫瘍切除によって、彼女の背部症状は解消した。

結論:褐色細胞腫は、カテコールアミンを産生する副腎の腫瘍で、腰痛のような筋骨格系症状に類似した状態を呈することがある。カイロプラクティック施術者は、様々な臨床像を認識し、褐色細胞腫が疑われる時には、診断上の評価と治療のために、メディカル医への即座の照会を行わなければならない。(J Manipulative Physiol Ther 2007;30:598-601)

鍵となる言葉:褐色細胞腫:腰痛:副腎:カイロプラクティック





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梅は咲い~た~か~♫

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近所で梅が満開です。

今日は休肝日なので、梅見で一杯という訳にはいかないのが残念です・・・・(笑)





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PAACニュース159号:足関節の前方から後方への授動法の際の力ー移動の関連性

概観

目的:今回の研究の目的は、距骨に対する前方から後方への他動的な授動法の際の力―移動との間の関連性と、足関節の背屈の可動域(ROM)におけるこの治療テクニックの効果を明らかにすることだった。

方法:今回のものは、予備的な手法調査である。2人(AとB)の評価者は、25人の健康な被験者(平均年齢±標準偏差は25.08±3.01歳)にメイトランド(Maitland)のグレードⅢとⅣの授動法を行った。加えられた力は、小さな力測定板を使って、評価者にコンピューター・モニター上で示した。足関節の直線状の移動は、1つの運動分析システムを使って定量化した。これらの2つのシステムを同期化したものは、ソフトウェアによって入手した。授動法前後の足関節の自動背屈可動域は、2方向の角度計を使って評価した。力と移動の変量に関するピアソンの相関係数(いわゆる普通の相関係数)を用いて統計学的分析を行い、ペアードt検定(対応のある2つの母平均の差の検定)によって背屈可動域の平均値を比較した。

 

結果:評価者Aのデータのみに関しては、力の強さと移動との間には偏りの無い正相関が発見された(r=0.370:P=0.49、1-tailed)。授動法の前後の可動域を比較すると、右足関節の背屈が大きく増している事が判ったが、これは左足関節では生じなかった。

結論:これらのデータは、メイトランドのグレードⅢとⅣの他動的授動法の際の直線状の力と移動との間にある力-移動の線形相関を支持するものではないが、これらのデータから、関節授動法の直後に足関節背屈可動域が増大した事が確かとなった。視覚フィールドバックを用いる事で、足関節への授動法の際に加えられた力に関する評価者間の信頼性が増すだろう。(J Manipulative Physiol Ther 2008;31:285-292)

鍵となる言葉:足関節:可動域:手技療法:手法調査





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PAACニュース159号:外側側副靭帯-膝関節の屈曲拘縮、下腿の外旋、足関節の尖足変形を生じさせる大腿二頭筋の石灰沈着性滑液包炎

概観

目的:外側側副靭帯(fibular collateral ligament:FCL)―大腿二頭筋(biceps femoris:BF)の滑液包は、石灰沈着性滑液包炎の部位としては余り知られていない。外側側副靭帯―大腿二頭筋の石灰沈着性滑液包炎の症例を提示する。

臨床的特徴:18歳の男性は、検査の約1年前に右膝の外側の鈍的外傷を負っていた。時間の経過と共に、外傷部位に疼痛や肉体的歪曲が生じた。身体検査によって、右膝関節の屈曲30°での拘縮と軽度の外反変形が明らかになった。下腿の30°の外旋と足関節の15°の尖足変形があった。この患者にはつま先歩きがみられた。右膝関節の後外方部に3×4㎝の大きさの過敏な腫脹があった。

治療とその結果:単純レントゲン像とCTスキャンによって、右大腿骨の外側顆の後外方部と隣接する軟部組織との間に1.5×4㎝の大きさの石灰沈着性の塊の存在が明らかになった。右膝関節の外側には関節軟骨と関節裂隙の狭小化が認められ、核磁気共鳴画像によって、脛骨と大腿骨の外側顆に骨髄浮腫が明らかになった。石灰沈着のみられた滑液包を切除した。拘縮のみられた腸脛靭帯も切除し、大腿二頭筋腱の部分的延長術を行った。

結論:今回の症例によって、外側側副靭帯―大腿二頭筋の滑液包に石灰沈着性滑液包炎が起こりうること、そしてこれが放置されると、愁訴へと至るかもしれない事が明らかになった。





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PAACニュース159号:月経困難症に対する腰仙椎マニピュレーションの効果に関する将来を見据えた症例シリーズ

概観

目的:今回の予想的症例シリーズの目的は、原発性月経困難症の治療における特殊カイロプラクティック・テクニック(ドロップ・テーブル法)の効果に関する予備データの収集である。

方法:4週間以上に亘って、原発性月経困難症と腰仙椎の可動制限という症状から、16人の女性を選別した。13人の被験者を今回の研究に登録した。連続した2回の月経周期のそれぞれの期間に、両側性あるいは片側性の腰仙椎の屈曲・伸展の制限を3回のドロップ・テーブル・マニピュレーションによって治療した。今回の研究に参加する前とそれぞれの月経周期の終わりに、被験者は、数値式の疼痛尺度を用いて、月経痛(腹部、骨盤、腰部の疼痛)に関する被験者自身による等級付けと、原発性月経困難症の関連症状について申告した。月経痛に関する数値式の疼痛尺度が主要な結果判定法だった。

結果:平均年齢は26歳で、自己申告による症状の継続期間の平均は12年だった。基準線では、全被験者が3つの解剖学的部位の疼痛強度(下腹部痛、腹部全体の疼痛、腰痛)について、その内の少なくとも2部位について、5あるいはこれを越える点数を付けていた。治療期間中、95%の信頼区間を用いると、殆どの被験者において腹部全体の疼痛や腰痛における臨床的に重大な変化(<5)がみられたが、その一方で下腹部痛に関しては、改善は被験者や周期に依存していた。

結論:原発性月経困難症に関連した月経痛は、腰仙椎のドロップ・テーブル・テクニックによる可動分節制限の治療によって軽減した。(J Manipulative Physiol Ther 2008;31:237-246)

鍵となる言葉:脊椎マニピュレーション:カイロプラクティック:月経困難症:腰仙椎:子宮





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PAACニュース158号:複合性局所疼痛症候群患者の股関節の可動域に対する側頭下顎関節の影響

概観

目的:今回の研究では、複合性局所疼痛症候群(complex regional pain syndrome:CRPS)では筋筋膜リリースによって可動域が増大するのか、歯を食いしばる事で同じ可動域が減少するのか否か、そしてその一方で健康な被験者では、これらの影響は最小限、あるいは存在しないのかを評価する。

方法:CRPSの研究診断基準、質問書、過去4週間の平均疼痛強度、側頭下顎関節指標を用いて、CRPS患者(総数20人)も同様の検査を受けた。股関節の可動域(α角)を以下の3回の時点で測定した:術前(t1)、側頭下顎関節の筋筋膜リリース後(t2)、90秒間歯を噛み締めた後(t3)である。t検定を行って、CRPS群と対照群を比較した。

結果:側頭下顎関節指標(TMI)の平均点と過去4週間の平均疼痛は、2つのグループ間で統計学的に有意に異なっていた(P<.0005)。t1の時点での股関節の可動域は、常にt3よりも僅かに大きかったが、t2をt1やt3という他の2つのグループと比較すると常に低かった。グループ間での股関節の全可動域の値の差は、統計学的に有意だった(P<.0005)更にt1、t2、あるいはt3間での差は、CRPS群内で有意な差が見られた(t1=48.7°:t2=35.8°:P<.0005)。

結論:今回結果から、側頭下顎関節の機能異常は、CRPS患者の股関節の動きに重要な役割を果たすという事が示唆された。これは、身体での側頭下顎関節と股関節の連結性を示していた。(J Manipulative Physiol Ther 2009;32:364-371)

鍵となる言葉:複合性局所疼痛症候群:側頭下顎関節の機能異常:可動域、関節:股関節





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PAACニュース158号:色素性乾皮症の患者のカイロプラクティック治療直後のランニング姿勢と歩幅の変化

概観

目的:今回の症例報告では、色素性乾皮症の5歳の患者のカイロプラクティック治療後の運動(ランニング)の選択的基準について報告する。

臨床的特徴:(A群の)色素性乾皮症の5歳の女児患者(体重:16.4㎏、身長:99.1㎝)が、両親の了解のもと、今回の実験に自発的に参加してくれた。この患者には、精緻な運動の発達(例:字を書く、塗り絵をする、物を切る)の遅れや粗大運動制御の障害(例:ランニング中のバランスや協調運動の障害や転倒)、言語遅滞がみられた。

治療とその結果:この患者が研究室の通路をできるだけ速く走った時に、体幹の前屈角度、歩幅、臀部の水平移動をビデオで評価した。カイロプラクティック治療(アジャストメント)後、この患者の体幹の前屈角度は減少し、より垂直に近くなった(P=.031)。治療後、側方への移動には大きな変化は観察されなかった。

結論:色素性乾皮症に罹患していたこの患者については、カイロプラクティック治療(アジャストメント)の結果として、ランニングの能力に即座の変化が生じた。症状のある患者と無症状の患者の移動運動に対するカイロプラクティックの効果を検証するには、更なる研究が必要である。(J Manipulative Physiol Ther 2009;32:93-98)

鍵となる言葉:カイロプラクティック:マニピュレーション:脊椎:歩行:運動制御





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親バカチャンリン・・・・

minami-goukaku-01.jpg

長女が何とか大学に合格してくれました。

公立なので経済的にも助かります。

ケーキを奮発しました、親バカと笑ってやって下さい。





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PAACニュース158号:線維筋痛症の女性の疼痛知覚、筋の柔軟性、疾病の影響に対する2種類の理学療法プログラムの効果:予備的研究

概観

目的:今回の研究は、線維筋痛症(fibromyalgia syndrome:FMS)の女性の改善と疾病の影響や疼痛知覚の軽減のための2種類の理学療法プログラムの効果を判定し、短期と中期の2種類の理学療法プログラムの効果と比較した。

方法:20人の線維筋痛症患者を無作為に2つのグループに割り当てた。1つのグループは、運動療法と能動的な筋のストレッチのプログラムを行い、もう1つのグループは、Mezieres法に従って、全身の筋筋膜の理学療法を行った。両方のグループとは、12週間に週に2回の頻度で会ったが、各週で計150分間だった。柔軟性と疾病の影響を標準的な検査で測定したが、その一方で疼痛は母指での触診によって判定した。プログラムの開始時、終了時、終了時から24週後に測定を行った。

結果:プログラム終了時には、患者の重症度と柔軟性に関して統計学的に有意な軽減と改善がみられたが、追跡調査によると、最初の値に戻ってしまっていた。2つの治療グループ間については、最初の測定値、プログラム終了時の結果、追跡調査の結果に大きな差異は見られなかった。他のプログラムよりも優れていると立証されたものは無かった。

結論:今回の研究での線維筋痛症患者については、運動療法とストレッチ・エクササイズの両方で、柔軟性と健康状態の改善が見られた。(J Manipulative Physiol Ther 2009;32:84-92)





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PAACニュース157号:潜在性で慢性の非癌性腰痛の診断のための反復性の上体直立位での核磁気共鳴画像

概観

目的:慢性の非癌性腰痛の症例には、脊椎治療専門家が治療を求められる中で、最も頻繁に遭遇し、且つ最も困難なものである。我々は、今回の症例を用いて、障害診断と障害の変化の検出に対する反復性の上体直立位での体重支持状態で核磁気共鳴画像の効果の可能性を明らかにする。

臨床的特徴:我々は、(左側よりも右側が強い)坐骨神経痛を伴った非癌性の腰痛を主訴として、我々の神経外科クリニックに照会されてきた35歳の男性の症例を提示する。これまでの臥位での核磁気共鳴画像によって、L5/S1での椎間板疾患と2.2mmの(グレード1)の変性性脊椎辷り症が明らかになった。この患者は、1年以上に及ぶ保存的治療では改善がみられるず、更に疼痛制御のために、彼の状態の変化を隠してしまう可能性のあるアヘン剤の処方を受けていた。

治療とその結果:我々のクリニックに照会されてきた後、臥位での撮影から14ヶ月後、我々は、上体直立姿勢(坐位)による体重支持状態での反復した核磁気共鳴画像の撮影を指示した。体重支持状態でのMRI画像撮影によって、L5/S1の9.03mmの変性性脊椎辷り症が明らかになった。この患者は、脊椎固定術を受けた。彼の下肢痛と腰痛は、臨床的に大きく改善した。

結論:非癌性の腰痛患者の疼痛が悪化し、改善しない、あるいは疼痛制御のためにアヘン剤が必要な時には、反復性の(上体)直立位での撮影を含む最新の臨床画像が効果的な診断戦略となるだろう。(J Manipulative Physiol Ther 2008;31:

627-631)

鍵となる言葉:脊椎辷り症;脊椎分離症:腰椎:核磁気共鳴画像





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PAACニュース157号:腰椎のブライト・ファセット・サインに関するT2強調核磁気共鳴画像の検者間の信頼性

概観

目的:今回の研究の目的は、腰椎内でのブライト・ファセット・レスポンス(椎間関節の光輝性反応?)の特徴を明らかにして、この反応と関連する一群の所見を確認し、これまでの基本方針に関する検者間の合意を定量化することである。

方法:2人の筋骨格系の放射線科医は、ファスト・スピン・エコーのT2強調画像での椎間関節内の高信号領域(ブライト・ファセット反応)の存在について、105人の成人被験者(男性62人、女性43人、年齢18-84歳、平均年齢46.51±16.01歳)から入手した腰椎の核磁気共鳴画像の遡及的研究を再検討した。

結果:(L3/L4からL5/S1までの)630の椎間関節画像について、(2人の)検者がそれぞれ340例(55%)のブライト・ファセット反応を明らかにした。ブライト・ファセット反応の部位と程度についての検者間の同意は殆ど100%で、ケンドールの一致係数(k)は0.85-0.91(標準誤差:SE=0.06)だった。ブライト・ファセット反応の発生率は、L5/S1レベルでの40.5%、L3/L4で56.5%、L4/L5で66.5%だった。その際には、椎間関節と椎間板の退行変性における関連性がみられた。

結論:ブライト・ファセット反応は、105人の成人被験者という症例の腰椎のT2強調核磁気共鳴画像では一般的な現象だった。ブライト・ファセットの存在と範囲に関しては十分な合意があり、(2人の)検者の決定は偶然によるものではないという結論が下された。ブライト・ファセット反応、ブライト・ファセット・サインを統一するためには、単独の記述用語を適用できないという十分な再現性と信頼性が存在する。(J Manipulative Physiol Ther 2008;31:593-601)

鍵となる言葉:関節水腫:レントゲン像:診断画像:カイロプラクティック





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PAACニュース157号:57歳の女性の外側上顆炎のためのマニピュレーション、エクササイズ、理学療法の組み合わせ

概観

目的:今回の症例報告では、慢性外側上顆炎に対する⒑週間に及ぶ規則的な系列をなした多様で保存的な管理法から成る簡便な系統的アプローチを提示する。

臨床的特徴:57歳の女性の理科教師は、手首を伸展させる際の腕全体の疼痛を訴えて、多くの専門分野を網羅した我々のクリニックを訪れた。

治療とその結果:10週間の治療手順において、我々は、罹患側の肘の使用を制限した他に、素早く振幅の小さいマニピュレーション、高電圧パルスの電気刺激、硬質パッドの肘装具、冷罨法、エクササイズ(の指導)を行った。患者が行う前腕の格付け評価についての質問表(最近ではテニス肘の格付け評価と言われている)を用いて、結果測定を行った。全体に亘って計画通りの疼痛の減少(92.86%)、特定の活動(100%)や日常動作(96.87%)の改善がみられた、そして3週間後の追跡調査の際にも、これらのデータにおける重要な変化は見られなかった。

結論:今回の症例報告では、抵抗性の慢性外側上顆炎の患者について、特定かつ規則的な系列をなしたアプローチに関して見込まれる良好な影響が明らかになった。(J Manipulative Physiol Ther 2009;32:166-172)

鍵となる言葉:テニス肘:冷罨法:マニピュレーション:カイロプラクティック:リハビリテーション





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