PAACニュース167号:線維筋痛症の疼痛治療における代替医学:無作為化比較試験に関する系統的な論評

概観
目的:今回の研究の目的は、線維筋痛症(fibromyalgia:FM)における代替医学(alternative medicine:CAM)に関する無作為化試験の文献を系統時に見直す事である。
方法:総合的な文献検索を実行した。データベースには、コクラン・ライブラリー(Cochrane Library)、PubMed、PsyeINFO、介護と関連保険の累計指数(Cumulative Index to Nursing and Allied Health)、自然医学総合データベース・マニュアル(Natural Medicine Comprehensive Databだいたいse Manual)、代替自然治療索引システム(Alternative Natural Therapy Index System:MANTIS)、カイロプラクティック文献の索引、関連補完医学(Allied Complementary Medicine:AMED)が含まれていた。試験対象患者基準には、(a)線維筋痛症であると診断された患者、(b)研究設計は無作為化比較試験で、代替医学と対照群との比較を行った。研究は、代替医学によって2つの分野に分類された。各々の研究の品質評価とエフェクト・サイズを表示するために、エビデンス・テーブルとフォレスト・プロットを体系化した。
結果:文献調査によって、1722の結果が生じた:採用の可能性のあるものとして、102の要約を選択した。60例の研究が基準を満たしたので、2人の検閲者が評価した:18例は優(good quality)であるとされ、20例は良(moderate)、18例は可(low)、4例は不可(very low)だとされた。5例以上の研究によって表された代替医学の分類に関する情報を統合する事で、線維筋痛症の疼痛治療については、温泉治療法(baluneotherapy)や心身療法?(mind-body therapy)が有効である事が明らかになった。今回の研究では、最近の研究を分析し、専ら無作為化比較試験に注目した。線維筋痛症患者の治療のためにはマッサージやマニピュレーションのような手技治療が多く用いられているにも拘らず、これらの特殊な代替医療医学の分野を調査した良質な臨床試験は少ない。
結論:確認されたこれらの研究の殆どは予備研究や試験的研究だった。それ故、標本の規模は小さく、力不足だった。2つの代替医学の分野によって、最も期待できる結果が明らかになった、温泉療法と心身療法である。他の代替医学の分野の殆どでは、治療群の方を支持する傾向が見られた。線維筋痛症の疼痛については、幾つかの代替医学療法によって、ある程度の準備的な治療効果が見られるようだが、より適切な検出力を持った大規模の研究が必要である。
検索キーワード:線維筋痛症;代替医学;無作為化比較試験;系統的な論評

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.chiropractic-laboratory.com/mt-tb.cgi/243

コメントする

2018年6月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

このブログ記事について

このページは、栗原カイロプラクティック研究所が2018年5月 7日 21:56に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ブログを再開致しました。よろしくお願い申し上げます。」です。

次のブログ記事は「PAACニュース168号:頸部痛のある男性のカタラーゼ活性における素早く振幅の小さいマニピュレーションの効果」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。