2018年6月アーカイブ

PAACニュース168号:頸部痛のある男性のカタラーゼ活性における素早く振幅の小さいマニピュレーションの効果

要約

目的:今回の研究の目的は、頸部痛があり、頸部機能障害指数と4つの局面の視覚的尺度の質問表に回答した被験者の脂質過酸化反応とカタラーゼ活性に対する素早く振幅の小さいマニピュレーション(High Velocity Low Amplitude:HⅤⅬA)マニピュレーションの影響を確認する事である。

方法:地元マスコミでのラジオと新聞の広告を通して、頸部痛のある(平均年齢36歳の)23人の男性を募集した。各々の患者は、2週間の間に週3回のペースで、6回のHVLAマニピュレーションを受けた。最初に集まった際の治療前の時点、3回目の治療後、6回目の治療後に、肘脈から血液標本を採取した。同じ基本構想を持った4つの局面の視覚的尺度を用いた。治療開始前と最後の治療後に、頸部機能障害指数を利用した。赤血球標本におけるカタラーゼ活性と脂質過酸化を測定した。

結果:今回の結果からは、脂質過酸化には何の変化も無い事が示された。それにも関わらず、カタラーゼ活性は、HVLAマニピュレーションによって上昇した。これらの患者においては、同様の治療が疼痛知覚と身体障害を緩和した。

結論:今回の研究では、頸部痛のある患者においては、6回のHVLAマニピュレーション後に、脂質過酸化ではなくて、赤血球のカタラーゼ活性が上昇するという事が明らかになった。この結果は、頸部痛のある患者の治療の際のHVLAの有益な役割を支持している。






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